歴史

我々、人は歴史的な生き物だ。

歴史的という言葉をここで使うのは、我々の一人一人は歴史的だからである。それぞれが個々に歴史(=人生)を持ち、その中で

獲得された経験や知識はそれぞれに属し、かつそれぞれの人の中で普遍的な知識を形成する。人類の歴史の全てをそれぞれの人が直接体験することは(自明的

に)不可能だから、様々な形と切り口で歴史と歴史の中で形成されてきた普遍的知識とその体系を学び、身につける。

人が知性(ここでは出来事を理解し解釈する力としておく)と記録する仕組み(及びその仕組みをドライブする能力等)が存在する限りにおいて、歴史は常に生起し続けるものなのだ。