身軽さ

最近、表題のことを意識して生活している。

#別に、独身でいたいとかそういうことではない。

僕は研究員をしているため、本や論文、資料などを読むことは大切な仕事の一つである。そのため油断すると書籍などの”紙物”が際限無く増えることになる。

しかし、僕はプロジェクト単位で所属がかわる。必要に応じて、住む場所も変わることになる可能性が高い。荷物の多さは、引越し作業の煩雑さと直結する。荷物は少ければ少いほど良い。

僕は正直に書いてしまうと、ファッションには無頓着だ。服は身綺麗さを保つことが出来る程度で十分だという信条を持っているし、実践している。

したがって、減らせる荷物は本ということになる。

僕の読む資料の多くは、一度読めば 済んでしまうようなものだ。何度も目を通し、精読するものはそれほど多くはない。精読するものは大抵、論文か技術書である。

近年、学会の論文は電子化が進んでいる。とうとう僕の所属する学会で電子化されていない学会は1つだけになった。つまり、僕が読む頻度の高い資料は、電子化されてきつつあるということになる。

また、最近、オライリージャパンの発行する書籍の一部が電子版で販売されるようになりつつある。僕が重要とする技術書は大抵オライリーからのものなので、追い追い電子化されていくことになる。おそらく、そうなった資料は、僕は買い直すだろう。

そこで、ここの数ヶ月、僕は所有する書籍の整理をすこしずつ始めた。

整理方法は、おおきく分けて2通りある。一つは「捨てる」。もう一つは「スキャンンして捨てる」。ほとんどの書籍は大抵前者である。後者になるのは、電子化されていない論文誌や学会誌である。

整理をして気づいたのは、重要な資料は本当に少ないということだった。本当に重要な書籍は、せいぜいダンボール箱に1つか2つ程度しかなかったのだ。

今までに投資した金額を考えるとこのことはいささかショックだが。。。