論文の数式

とある学会に提出するための論文を書いている。

査読はパスしているので、この作成した論文の原稿は最終版になる。

ところが、学会から指定された提出方法がwordで作成した原稿+PDF化した原稿、というルールになっているため、word(僕の場合は、SterSuite Writer)で作成する必要がある。

作業としては、texで原稿(の下書き)を作成し、学会指定のwordのテンプレートに流し込めば大体の作業は済むのだが、この作業でもれる、ややこしい作業がある。

特に大きいのは数式である。

数式は、StarSuiteで作成することができるのだが、一度texのきれいな数式に慣れてしまうと、どうもwordやStarSuiteで作成した数式では満足できなくなる。

そこで、僕は普段、”tex2im”のような、texファイルを画像に変換するソフトを利用している。

tex2imは、他のtex系のツールと同様に、コンソールツールで、主要なUnixのディストリビューションとMacOSX(Fink)に収録されている。apt系ならば、おそらく “apt-get install tex2im”とかコマンドラインで入力すれば良いだろう。

tex2imの良いところは、texの数式を記述したファイルを用意し、それを指定するだけで同じファイル名の画像を生成してくれることにある。

ファイルを作成するのが面倒ならば、数式をファイル名の代りに”texフォーマットの数式”でその数式の画像ファイルを生成してくれたりもする。

出力できるファイルは、png(default)、jpg、tiffなどがある。解像度は100x100、150x150(default)、300x300がある。

(印刷に耐える解像度にするならば、300x300にするのが良いだろう。)