私達の理論的アプローチ(再掲)
2015年2月9日に前の会社のブログで公開した記事が読めなくなっているようなので、一時的にこちらで掲示することにした。 元記事のURLはhttp://blog.allianceport.jp/aptv/2015/02/post-27.htmlで公開されていた。本家のブログが再開されたらこの記事は消す。
こんにちは。エンジニアの常盤です。
先日、当社の若いデザイナーが「うちはデザインするとき○○とか××とか使わないですね」(⚪︎⚪︎、××にはデザインアプローチなどの名前が入る)という話をしていました。
振り返ってみると、確かに私達は冊子(上手くいく!みんなでつくるウェブサイト)を制作・公開したり、セミナーで講演したりという形で、各論的には紹介してきたのですが、土台をなしている総論(理論)的な部分は、社内外に十分に紹介できていなかったのかもしれません。ですから、先の若者のような発言が出てくるのも仕方のないことなのかなぁと思います。
そこで、私たちのアプローチの土台となっている論考をそろそろ公開したほうがいいだろうと判断し、オープンアクセスにすることにしました。
https://github.com/tokiwatch/documents
この論考はもともとは論文としてまとめたものなのですが、リジェクトされり、機会を逃してしまったりということで、お蔵入りになってしまっていたものです。
公開する論考自体は、2011年にまとめたもので、私たちの最新の理論的アプローチと比べると少し古いものとなっているので、いずれバージョンアップしなければならないでしょう。
しかし、この論考の要所要所は徳久悟さんとの共著論文1になったり先の冊子になったりと、派生的に展開されています。それぞれ素晴らしいものになっていると思います。特に徳久さんは、方法論を拡張し、それについてとてもわかりやすい記事をブログ2に公開してくれています。
人や組織を越えて、理論が展開していくことは、この理論の根底の一部をなしています。論考は最終的には論文にはなりませんでしたが、多様性を理論的に担保し、かつ基礎として利用できる方法論としての役割は多少果したと思います。