stencil
僕は基本的にグラフィカルなものを作成するのが不得手だ。
これは持って生まれた特質の一つと言ってしまうしかないほどのもので、本当に苦手なのだ。
ところが、世の中は残念なことに、こういう僕にもグラフィカルな資料作成の仕事が回ってきてしまう。
単純に組織図のようなものを作成する場合は、Graphvizでさくっとグラフ図をプログラムしてしまうのだが、そうはいかない資料のほうが多い。いや、ほとんどだ。
そこで、何らかの作図ソフトを使用することになる。
以前は、Mac上で、PowerPointで大体のものは作ってしまっていたのだが、最近はほとんどOmni Graffle Proで作成をしている。
最近のPowerPointはグリッドや他のオブジェクトにスナップしたりすることができるのだが、グリッドのサイズを変更したり、補助線を多数引いたりするということが難しく、やはりプレゼンテーション用のソフトである。
対して、Omni Graffleは、WindowsでいうところVisio。つまりビジネス向けのドローソフトで、図の作成に必要な機能が至れり尽せりになっている。
オブジェクトやグリッドへのスナップは当然として、個人的に素晴しいと思ったのは、Graphvizのdot言語で定義したGraph図が読み込めるので、document processerで生成されたクラス図などが読み込め、編集できることだ。そして、サードパーティのステンシルが豊富に公開されていることもある。
冒頭に述べたように、僕は全く絵が書けないので、既存のステンシルを並べて図を作成することになる。
しかし、毎回同じステンシルを使っていると一本調子になってしまうので、どうもよろしくない。とはいえ全てを書き起すことはできない。
そこで重宝するのがステンシルだ。僕は普段はここからダウンロードして使用している。
もしMacを使っているならば、ぜひ一度Omni Graffleとステンシルで作図してみてもらいたい。