特段記事になるようなことが無いので、近況を報告しておく。

この2週間ほど、抱えているプロジェクトのドキュメントや依頼原稿の執筆などで、ほとんどblogの記事を更新できていない。

依頼原稿は、近々に公開されると思うので、それはそちらをご覧いただきたいと思う。公開されたらこちらでも告知をしたい。

さて、抱えているプロジェクトの詳細はいろいろな仕事との整合性を取りつつ進めていかなければならないものなので、ここではまだ書くことはできないのだが、僕が携った仕事の中では、(予算の)規模としては2番目くらい、難易度は多分1番、という感じのものだ。

これまでの予算規模で最大のものは前職で担当した展示物だ。今はもう、別の場所に移設されているが、実現している世界観も、実装技術も(そして予算も)、規格外のものだった。

今回のプロジェクトは、開発を担当しているデザイン会社がPMBOKを導入しているので、僕もそれに合わせてPMBOKでのプロジェクトマネージメントをしている。このことを書くと日本では2社くらいしか無いので、どこと組んでいるのかはばれてしまうのだが。

今回のこのPMBOKの導入は個人的には最も良い仕事の仕方を選択したと今回は考えている。これまで、いろいろなプロジェクトと走ってきたのだが、なかなか適切なプロジェクトの管理手法を見付けることができなかった。

しかし、今回のPMBOKの選択は、僕個人にとっては、ものごとを進める上での型とその機能を体験し、会得するチャンスになっている。型が身につけば、考えなければならないことは減る。そして型を破ることもできる。型が無ければ型破りはできないのだ。

これまでの仕事の仕方は、型の無いところで無理矢理進めてきたのだから、そりゃあ、消耗もすれば、疲弊もする、後には何も残らない、ということになるのだということを今回は悟った。

今回のプロジェクトを走り切ることができれば、何か新しいことが見えるように思う。