ScanSnap大作戦

僕は一応研究者と呼ばれるカテゴリに属している。

研究者の仕事の形は様々で、研究室の机にかじりついてガリガリ読み書きしているというのもあれば、実験室で機器を操作しなにやらやっているのもある。野山で観察しているような人もいるだろう。もちろん他の形もある。実践型の研究者にとっては、様々な現場が研究室そのものだったりする。

僕の場合は、今は、文献調査と文章情報の処理が主な仕事なので、机にかじりついている派だろうか。

しかし、僕の抱えている研究開発のプロジェクトは、個人に完結する仕事ではなく、大半が学外の技術者と連携して行う取り組みだ。机にかじりつくということはほとんどない。基本的には自分のデスクや研究室は無いのだ。

そのため、資料を沢山持ち歩く必要が出てくる。

僕にとっての資料は、ほとんど何かのドキュメントの印刷物だ。やっかいなことに、そして悪い癖なのだが、僕は、大抵会議中にそこに書き込みをしてしまう。

こういう資料は、本当にやっかいで、捨てることが基本的にできない。

そこで、表題のように定期的にScanSnapで電子化し、コンピュータに取り込む。また、バックアップを常にDropboxにしておく。これで、簡単にはデータが消えることはとりあえず無くなる。そして多少量の多い資料でも、常にアクセスできる状態になる。

また、本についても大半のものは、必要なときに必要に応じて読みたいものが多い。

理論的なもので、紙の資料としての価値が高いものというものはいくつか所有しているが、それはよほどの思い入れがあるものだ。

そういうもの以外、特に大半の新書やペーパーバックは、電子化してもそんなに問題は無い。それにいずれは電子版が出るだろうし、そのときには買い直すことが見えているものばかりだ。